「ここは日本森林浴100選の天然林。標高1100b、面積83fの地に樹齢200〜250年の大樹が空を覆い、199種の植物が生い茂っている。吉井川の支流、吉野川の源流地域で、清流にはイワナがおどり、木々には小鳥がさえずっている」と看板にありました。
さっそく、森の学校に植えた「トチノキ」発見。…山の谷に生える落葉低木。大木にはクリに似た実がなる。同じ仲間に、パリの並木で有名なマロニエ(セイヨウトチノキ)がある…。
セイヨウトチノキはチボリにも植えられていました。チボリ・クーペルのデザインはその実からデザインされていると聞いていましたが、むしろ、つぼみの時が似ていると植栽のEんどーさんが話していたのを覚えています。
清流沿いに、森の学校の坂田さんの案内で登っていきます。ブナの木も若葉が展開。ナツツバキの木肌は森林の中にあっても、黄褐色が際立ち、夏に咲く花を見てみたいと思いました。
この付近が源流です、と言われた場所は、とても静かなところで、降り注ぐ雨を受け止めているように見えました。
岡山と鳥取の県境にある若杉峠は、昔、美作と因幡を結ぶ最も近い要所であったそうです。人々の往来の盛んだったこの峠に旅人の安全祈願を願って、宝歴甲成年7月(1754年)に建立された若杉地蔵尊。たぶん杉の木も同じぐらいの樹齢ではないかとのことでした。
一足だけ鳥取県に足を踏み入れました。鳥取側への道はけもの道になっているそうで、こんな看板がありました。
雨で視界が悪かったので、頂上で少し休んですぐ下山。三村さんが虫を捕まえました。「おとしぶみ、の大きいの」…なんていう名前でしょうか。植物・虫は持って帰ってはいけないので、写真を撮ってすぐ離しました。
その足で、管理された杉の人工林へ。雨が上がり、美しい光景。